業界トップクラスの測定項目数を誇る適性検査『eF-1G(エフワンジー)』を提供する株式会社イー・ファルコン(本社:東京都中央区、代表取締役社長:田中伸明)は、コロナ禍の終息に伴い経済回復が見られる今、各企業への採用に関する実態調査と転職者への退職意向に関する実態調査を行いました。
その結果、現在採用人数が増加する企業が4割強で採用意欲の高い企業が増えている一方で、昨年に比べて早期退職者の増加が見られる企業が増えていること、さらには会社員側も半数以上が転職を考えており、Z世代は約7割転職意欲があることが判明。また退職防止が機能していない、もしくは効率的に機能していない企業の割合は、全体で47.4%、大企業で37.9%、中小企業では53.7%という結果に。
本プレスリリースでは、これらの調査結果をお伝えするとともに、『eF-1G』の受検歴がある約1万件の転職者データを基に開発した、受検するだけで“すぐに”、退職抑止策が可視化できるサービス「退職防止ソリューション」をご紹介します。
【受検対象と分析概要】
■調査対象と対象者数:
①企業人事向け調査 n=515(全国の株式会社を対象)
②従業員向け調査 n=621(1960年生まれ以降の勤労者男女で、同一企業に1年以上勤務している正社員を対象)
■調査方法:インターネット調査
■調査地域:全国
■調査期間:2023年07月18日(火)~2023年07月21日(金)
■調査機関:株式会社マクロミル
【お願い事項】
本調査結果をご紹介いただく際は、「適性検査『eF-1G』調べ」と記載いただきますようお願いいたします。
・コロナ明けで採用人数が増加した企業は全体で41.9%。業種別でみると、製造業47.3%、サービス業44.0%、運輸業43.9%が特に高い傾向。
・市場で欲されている人材要件は1位「責任感(23.7%)」、同率2位「行動・実行力(21.2%)」、「協調性(21.2%)」。周囲とうまく協調し、自主的に行動できる、「自己管理能力の高い」人材が評価されるケースが多い傾向が見られた。
・今年の採用費は中小企業では平均486万円、大企業では平均1,933万円。今年の人材不足による採用費は今や平均1,065万円。
・業種別でみると、サービス業が平均1,590万円、建設業が平均1,163万円と特に高い傾向。一方、昨年と比較して早期退職者が増加した企業は、大企業では32.5%、中小企業では17.5%と、大企業と中小企業で開きがあった。さらに、早期退職に伴う損失は大企業では平均2,428万円、中小企業では平均1,005万円という結果に。
・退職防止策について、効率的に機能している企業の割合は、大企業で62.2%、中小企業では46.3%と、大企業と中小企業で開きがあった。反対に、退職防止が機能していない、もしくは効率的に機能していない企業の割合は、全体で47.4%、大企業で37.9%、中小企業では53.7%であった。
・直近で転職予定、もしくは現在転職を検討している人は54.2%。世代別で見ると、Z世代が最も高い結果に(Z世代68.1%、Y世代57.5%、X世代37.1%)。
・転職を考えている理由1位は「給与が低いため(33.5%)」。2位「休日などのワークバランスが整えられない環境だったため(17.6%)」、3位「仕事内容が合わなかったため(16.5%)」。退職のボリュームゾーンは、個人年収200万~400万円未満の層(61.5%)が1位で、続いて400~600万未満(58.7%)、200万円未満(51.3%)。